-天神コア-
「福岡市」では、航空法による高さ制限や容積率の緩和などを通じ、2024年までに30棟の民間ビル建て替えを促す都心再開発「天神ビッグバン」を推進しています。
「西日本鉄道」が、福岡市・天神の商業ビル「天神コア」について、2020年3月末で閉店する意向をテナント側に伝えていたことが分かりました。隣接する複合ビル「福岡ビル」や商業ビル「天神ビブレ」との一体的な開発を視野に、建て替えに向けて本格的に動きだします。
位置図引用 西日本新聞(2018/04/16)
福岡「ギャルの聖地」2020年3月閉店 天神コア、営業40年超 周辺ビルと一体開発へ
毎日新聞(2018/04/16) 空撮写真あり
<西鉄>福岡ビル再開発、天神コアは退店交渉へ
ギャル系ファッションの聖地である「天神コア」は1976年6月に開業しました。地上8階、地下2階で、若者向けのファッションブランドなど約120店が入っています。
西日本鉄道は、本社が入る「福岡ビル」の建て替えも計画しています。「天神コア」や「天神ビブレ」との一体開発も視野に入れた建物の基本設計に着手し、2018年度中に今後のスケジュールを固める考えを公表しています。
● 高さ制限は約94m~約99m
「福岡ビル、天神コア、天神ビブレ」のある街区は、「天神ビッグバン」による航空法の規制緩和で、高さ約94m(南東角)~約99m(北西角)までの高層ビルが建設可能となっています。
それにしても「天神ビッグバン」による規制緩和の効果てきめんですね! 天神では次々と再開発プロジェクトが動き出そうとしています。
大阪府知事や大阪市長を務めた橋下氏や福岡市長の高島氏は、猪突猛進型です。批判もありますが、スピードと行動力は物凄いと思います。
「位置図」です。同じ街区にある「福岡ビル、天神コア、天神ビブレ」の3棟の一体開発を視野に入れています。
福岡ビル
角にあるのが「福岡ビル」です。「西日本鉄道」が所有しています。テナント約50店とは、2019年3月末までの退店を求め交渉しています。この街区にある「福岡ビル、天神コア、天神ビブレ」の3棟の一体開発を視野に入れています。
天神コア
「天神コア」です。「福岡ビル」の南側にあります。「西日本鉄道」が管理運営しています。
天神ビブレ
「天神ビブレ」です。 「天神コア」の東側にあります。西鉄系ではありませんが、一体開発を視野に入れています。
天神明治通り地区
「国家戦略特区」として福岡市において認められている、「航空法高さ制限のエリア単位での特例承認」について、「天神明治通り地区」において更なる特例承認が認められるとともに、新たにウォーターフロント地区が追加されることになりました。
引用資料 福岡市・公式HP(PDF:2017/09/26)
『天神明治通り地区』と『ウォーターフロント地区』における航空法高さ制限が緩和されました!
これによって、シンボリックなビル建設、建物低層部のゆとりある空間(広場、歩行空間等)の確保や魅力あるまち並みの形成など、プランの自由度が上がり、民間活力を最大限活用したまちづくりが可能となります。
「福岡市」では、老朽化した民間ビルなどが多く集まる天神地区において、国家戦略特区による規制緩和等を活用し新たな空間と雇用を生み出す「天神ビッグバン」を進めています。
「福岡ビル、天神コア、天神ビブレ」のある街区は、高さ約94m(南東角)~約99m(北西角)までの高層ビルが建設可能となっています。
↧
福岡市 天神ビッグバン 「天神コア」が2020年3月に閉店、周辺ビル(福岡ビル、天神ビブレ)と一体開発へ!
↧