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「日本電産」が社名を「ニデック(Nidec)」に変更へ 2023年3月期の連結決算で京都企業初の売上高2兆円突破を目指す!

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-京都の企業-
 京都企業の業績は好調です。2022年3月期の決算発表が始まっています。京都の上場企業で、売上高が1兆円を超えているのは「日本電産、村田製作所、京セラ、任天堂、SGホールディングス」の5社ですが、第一弾として2022年4月21日に「日本電産」の決算発表がありました。

 2022年4月28日に「村田製作所」、「京セラ」、佐川急便グループの持株会社「SGホールディングス」、5月10日に「任天堂」の決算発表を予定しています。

● 売上高2兆円突破の一番乗りは?
 京都は好業績のハイテク企業が多いですが、いずれも規模が小さかったです。しかし、歳月と共に企業が成長し、売上高が1兆円を超える企業が5社になりました。2022年3月期の売上高予想では、5社共に売上高が1兆5000億円を超える見込みです。

 「日本電産、村田製作所、京セラ」は、近いうちに売上高2兆円を超えると思われます。2兆円を超えると影響力が格段に大きくなります。売上高2兆円突破の一番乗りはどの企業でしょうか? 一番近いのは「日本電産」です。

京都企業の売上高ランキング予想(2022年3月期)
(1) 日本電産-1,918,174百万円(営業利益171,487百万円)
(2) 村田製作所-1,770,000百万円(営業利益410,000百万円)
(3) 京セラ-1,750,000百万円(営業利益146,000百万円)
(4) 任天堂-1,650,000百万円(営業利益560,000百万円)
(5) SGホールディングス-1,520,000百万円(営業利益139,000百万円)

(備考) 「日本電産」は4月21日に決算発表済みですが、それ以外は予想です。4月28日に「村田製作所、京セラ、SGホールディングス」、5月10日に「任天堂」が決算発表を予定しています。


Kyotokyoto201112
日本電産

 
「日本電産」の本社は、京都市南区久世殿城町338番地にあります。世界首位のHDD用など精密小型モーターから車載、産業用など中大型モーターまで展開しています。現在はEV向けなど車載用を主柱に育成中です。

 2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結決算では、売上高1,918,174百万円(前年同期比18.5%増)、営業利益171,487百万円(前年同期比7.2%増)となりました。

 日本電産 決算短信(PDF:2022/04/21)
 2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2022年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高2,100,000百万円(前年同期比9.5%増)、営業利益210,000百万円(前年同期比22.5%増)と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。

 計画通りなら連結売上高2兆1千億円と京都企業で初の2兆円突破となります。2021年3月期の2兆円突破を計画していたので、2年遅れになります。

 「日本電産」は4月21日、2023年4月1日付で社名を「ニデック」に変更すると発表しました。創業50周年を迎えるのに合わせて、海外などで広く浸透している製品ブランド名の「Nidec」と統一し、世界的な企業としてグループの統一感を高めます。

日本電産の連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
2000年3月       138,504百万円     14,425百万円
-----------------------------------------
2001年3月       249,238百万円     16,033百万円
2002年3月       281,069百万円     16,206百万円
2003年3月       298,641百万円     22,861百万円
2004年3月       329,003百万円     31,078百万円
2005年3月       485,861百万円     53,665百万円
2006年3月       536,851百万円     53,426百万円
2007年3月       629,667百万円     64,009百万円
2008年3月       742,126百万円     76,833百万円
2009年3月       613,458百万円     51,806百万円
2010年3月       587,459百万円     78,342百万円
-----------------------------------------
2011年3月       688,530百万円     90,527百万円
2012年3月       682,320百万円     73,070百万円
2013年3月       709,270百万円     17,627百万円
2014年3月       875,109百万円     85,068百万円
2015年3月    1,028,385百万円    111,218百万円
2016年3月    1,178,290百万円    124,538百万円
2017年3月    1,191,311百万円    140,331百万円
2018年3月    1,488,090百万円    167,637百万円
2019年3月    1,518,320百万円    138,620百万円
2020年3月    1,534,800百万円    110,326百万円
-----------------------------------------
2021年3月    1,618,064百万円   160,011百万円
2022年3月    1,918,174百万円   171,487百万円

2023年3月期予想
2023年3月    2,100,000百万円   210,000百万円(会)


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Vision2025(日本電産)

 日本電産は、2021年7月に発表した中期戦略目標「Vision2025」で、2026年3月期に4兆円、2031年3月期に10兆円の売上目標を掲げています。

 引用資料 日本電産
 売上高10兆円を目指して

 日本電産は「EV(電気自動車)」向けなど車載用を主柱に育成中です。2026年3月期に4兆円、2031年3月期に10兆円ととてつもなく高い目標ですが、EVの普及次第では不可能な目標では無いと思います。アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」の2022年1月~3月の3か月間の驚異的な好決算を見ていると可能性は充分あると思います。




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