-あべのハルカス近鉄本店-
近鉄百貨店は、2013年5月1日に「あべのハルカス」の百貨店の先行開業を2013年6月13日(木)に行うと正式に発表しました。
かねてよりマスコミが報道していましたが、近鉄百貨店は「本日の一部報道について」と4月11日と4月24日に否定も肯定もしていませんでしたが、事実だったようです。
近鉄百貨店・新着情報(PDF:2013/05/01)
6月13日(木)、あべのハルカス近鉄本店タワー館オープン!
近鉄百貨店・新着情報(PDF:2013/05/01)
あべのハルカス近鉄本店タワー館の開業日等について
もうひとつの「ウイング館」は大改装を行い、2013秋と2014年春の2段構えで開業します。全館開業時には、売場面積は日本最大級の約10万㎡となります。
10万㎡の内訳が今まで発表されていませんでしたが、タワー館が57,000㎡、ウイング館が43,000㎡mのようです。
全館グランドオープン初年度の売上目標は1,450億円です。ちなみに1,450億円は直接経営していない専門店部分の売上高を合計した金額です。
厳密な意味での売上高である、百貨店+専門店部分の賃貸収入は1,190億円となっています。この数値目標を公表するのは珍しいですね。
近鉄百貨店・阿倍野本店(Hoop等を含む)の2012年度の売上高は、「平成25年2月期決算短信」を見ると、前年比マイナス2.9%の82,370百万円です。
823億円から1,450億円にUPするには76%売上高を伸ばす必要があります。とてつもなく高い目標ですが、頑張ってほしいです。
西側から見上げた様子です。
ここ最近のビルの階高は高くなっています。新たに建て替えたり増床する場合には、「サウスゲートビルディング」のように旧建物の階高に合わせて今の基準より低くする場合と、「あべのハルカス」のように今の基準に合わせて高くする場合があります。
それぞ一長一短があり、階高を合わせると売り場が一体化しますが、天井が低く圧迫感があります。
階高を高くすると天井が高くなり解放感が出る上に床下に最新の設備を導入できるスペースが生まれますが、売り場が分断されてしまいます。
今回の発表で、ウイング館の屋上に「空の広場」が整備される事が分かりました。タワー館の10階から直接行けるのもGoodです!
撮影した写真だけでは伝えきれないので報道用資料を引用させて頂きました。タワー館の階高が高いのでいろいろ工夫をしています。
階高が違う両館の階数を合わせるために「ウイング館」に3.5階を設けて階数を調整しています。
タワー館とウィング館の間の吹き抜けは、2階~9階までの一体ではなく、2階の「ウエルカムガレリア」と7階の「森の広場」に分かれている事が分かりました。地下にも「実りの広場」という吹き抜け空間を設けています。
4つの大空間(空の広場、森の広場、ウエルカムガレリア、実りの広場)のイメージ図です。
「あべのハルカス」の全面開業は2014年春です。「あべのハルカス近鉄本店」が先行開業してもオフィスやホテルなどの工事は2014年春まで続きます。
工事車両はどこから入るの? 資材置場は? など疑問がたくさんありましたが、今回の報道用資料で謎が解けました。
先行開業時点で1階部分は一部開業のみで全面開業しないようです。1階部分はほとんど「工事エリア」として残すようです。そりゃそうですよね。謎が解けてスッキリしました。
「ウイング館」は大改装を行い、2013秋と2014年春の2段構えで開業します。
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あべのハルカス 「あべのハルカス近鉄本店」の2013年6月13日(木)先行オープンを正式発表!
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